いつか自分で飲食店を開きたい!
飲食店を開くのに必要な資格は「食品衛生責任者」のみ。(調理師、製菓衛生師、栄養士などの免許を持っている方は免除されます。)
食品衛生責任者の資格は1日講座を受けるだけで取れる簡単な資格です。
一度とれば有効期限もなし、どこの都道府県で取っても原則通用するので持っていない方で飲食店を開きたい方はお店の構想をしている段階で取っておくと良いと思います。
講習の申し込み、流れ
簡単な流れ
- 資格を取りたい都道府県の食品衛生協会を調べる
- 食品衛生協会のホームページに講習会の日程が載っているので会場と希望日を決める
- 申込方法を確認
- 申し込む
- ハガキか封筒(都道府県によりマチマチ)で受付票が返送されてくる
- 講習日当日に受付票と筆記用具、受講料、身分証を持って受講する
各都道府県で定期的に行われている養成講習会に参加しましょう。
資格を取ってきました(体験談)
食品衛生責任者の資格を取ろうと思い立ってさっそく取ってきました。
まずは食品衛生協会のホームページをチェック。
日程を見てみると一番近い講習の日が1ヶ月先。
受講するのは自分の住んでいる市じゃなくても良いので近隣の市で定員が埋まっていない一番近い日程を選んで受けることができますが、今は感染症が流行っているので換気の兼ね合いがあり定員を少なくしているようで近隣の近い日程は全部埋まっていました。
早く資格が必要な方は余裕を持って先に申し込んでおくといいかも。
申請書
都道府県によるのですが、わたしの住んでいる地域は窓口に直接申し込みに行くか申請書に記入して郵送かFAXで申し込むというスタイルでした。
ホームページに電話で受講日の空きを確認してから申し込んでくださいと書いてあったので電話しその後にFAXで申し込みました。
申込書に営業施設の所在地や名称の記入欄があるのですが、まだ決まっていなければ空欄で良いです。
受講日の近くになったら、受付票としてハガキが届くのでそれと筆記用具とお金を持って当日受講会場に来てくださいとのことでした。
ハガキ
受講日1ヶ月前に食品衛生協会から「申し込んでもらった受講日は来月ですが、来週の受講日にキャンセルが出たので受けますか?」という電話があり1ヶ月早く受講できることになりました。
ハガキを送るのが間に合わないのでFAX送りますと言われたので、受付票としてFAXを受け取りました。
当日
講習は8時半受付で講習は9時から16時半までみっちり。換気をするので暖かい格好で来てくださいとのこと。
受付票と受講料(10,000円)、筆記用具を持って会場に。
会場の受付で受付票と受講料を出して教材や書類を受け取り、受付順に指定された番号の席に座りました。
時間割
まずは食品衛生協会の支部会長の挨拶。その後に講習が始まります。
- 9:00〜9:50 食品衛生法
- 10:00〜11:00 食品衛生学(食中毒・健康被害)
- 11:10〜11:50 食品衛生学(施設・設備の衛生管理)
- 11:50〜12:50 昼休み
- 12:50〜13:00 健康増進法の改正
- 13:00〜13:40 食品衛生学
- 13:50〜15:05 食品衛生法
- 15:15〜16:00 食品衛生法・公衆衛生学
- 16:00〜16:30 確認テスト
- 16:30〜 修了証書交付
講習会
受付で配られたテキストに沿って進んでいきます。
内容は食品を扱うにあたって勉強になることばかり。講師も授業により変わります。
1限ごとに休憩があるので、お茶とお菓子を持っていって良かったです。換気で窓を開けていたのですごく寒かったです。
寝ている人もいましたが、講師によっては「寝ないでください」と何回も注意していたので寝たらダメです。ちなみに登壇している講師の他に見回りの人もいたのでスマホも触れません。
講習を一日中一方的に受けるのは久しぶりなので、スマホも触らずにずっと話を聞いているのがなかなか苦痛でした・・・。
と言いつつ飲食店を実際に開かないとしても、自炊するときにも参考になる話で食中毒とかは特に勉強になりました。
これはテストに出るのでしっかり聞いておいてくださいといってくれる講師もいたので私はテストのために寝ずに聞いていました。
お昼は自由に自席で取るか近くのお店に食べに行って午後の部が始まるまでに戻ったらOKでした。
小テスト
テストは名前を書く欄があり、全7問で4択。授業を聞いていないとわからない内容でした。
解答を記入して時間が来ると回収され、回収後に正解の書いてあるプリントが配られて解説でした。それも最後に回収されます。
私は起きていた甲斐があり、7問中7問正解。
しかし、このテストは間違えようがなんだろうが関係なしです。
名前さえ書ければいいです。それもどうなのかな・・と思いますが、全問不正解でも資格はもらえます。1日講習に耐えられる人なら取れる資格です。
講習を受けている方は20代前半くらいから70代くらいの方もいました。外国人もちらほらいました。
晴れて食品衛生責任者に!
無事一日講習が終わって修了証書とプレートがもらえました。
これでいつでも飲食店開くことができます♪未定ですが・・笑
この資格は簡単に取れるので飲食店をしていなくてもなぜか意外に持っている人が多いです。