前田裕二さんの著書「メモの魔力」を読んだ。
前田裕二さん
SHOWROOM株式会社の代表取締役社長の前田裕二さん。
テレビにも出たりしているので知ってる人も多いかなと思います。
明るい爽やかなルックスのイケメンです。
この本に興味を持ったきっかけ
テレビ番組のアナザースカイで前田裕二さんを見たのがきっかけ。
幼少期に両親を失った前田さん。
お金持ちで恵まれた環境に育った子に負けたくないと思った、努力して育った環境のせいにしたくないと思ったと言っていた。
私自身も子供の頃に親にお金のことで遠慮したりしていたので共感。
かなりしっかりとした志を持っている方だなと思い、興味が湧いたのでどういった考えや仕事のやり方なのか知りたかったので本を手に取った。
メモの魔力
普段から前田裕二さんはめちゃくちゃメモを取るそうだ。
この本では、そのメモの取り方、考え方、活用方法などを余すことなく紹介している。
最後には特別付録として「自分を知るための自己分析1000問」がついている。
就活や転職で悩んでいる人、自分のやりたいことが見つからない人にはうってつけの付録。
私の考えていたメモ
メモといえば、新しい職場で何か新しい仕事を覚えるときにメモっておこうのメモ。
料理を作るための食材。
今日買うもののメモ。
でもこの本で紹介されているメモは違った。
前田裕二さんのメモ
「記録のためのメモ」ではなく、「知的生産のためのメモ」
前田さんに言わせると「記録のためのメモ」は誰だってできる、それこそロボットにだってできる、人間にしかできないメモの取り方ができるようになれば「魔法の杖」を持っているのと同じだというわけである。
「魔法の杖」のメモを手にするとどうなるか
- アイデアを生み出せるようになる
- 情報をちゃんとキャッチできるようになる
- 相手の「より深い話」を聞き出せる
- 話の構造がわかるようになる
- 曖昧な感覚や概念を言葉にできる
アイデアを生み出せるように
メモの魔力の前田裕二さん風のメモの取り方をするとアイデアを生み出せるようになる。
ひとつの出来事を、「他の分野に応用できないか」と考え、仮説をたて、実際に調べてみる。それをさらに転用できる場面を想像し、実行していくのである。
情報キャッチ能力が増える
ボーッとしていても、なんとなく日々は過ぎ去る。テレビや新聞を見ても、余程驚きがなければすぐに忘れる。自分にとって大事なことだな〜と思っても、素通りしてしまう。メモを取る習慣をつけることによって有用な情報を得られる力がつく。
相手の話を深く聞ける
紙でメモを取りながら話を聞いてくれてたら、相手は嬉しくていろんな話をしてくれる。相手からの有益な情報を引き出せるようになる。
話の構造がわかるようになる
どの話題をどんな目的でどこまで話しているのかを視覚的に把握できる。メモを取る技術を磨くことによって、頭の中の整理ができるようになり、いつでも話の全体の構図がわかるようになる。
曖昧な感覚や概念を言葉にできる
「すごーい」「やばい」など曖昧な言葉で済ませがちな昨今。
メモを取ることにより「何が」すごいのか、「どう」やばいのか、書かないといけなくなる。それにより、曖昧に済ませていた思考はメモを取るときには言語化されている。
メモを取ることによりスキルアップができる
実際、この本を読んでから、外に出て周りを見渡してみた。
日頃は気にも留めなかった広告のポスター、周りのサラリーマンの行動などを見てみる。
なぜこれはこうなっているんだろう。
こういう行動をする人が多いということはこういうものがあればその人たちはこういう行動に出るのではないか?
といった思考を深めることができるようになった。
メモってなかなか取れない
この本を読んでから、前田さんが出ている番組を見てみたら、話すたび机に置いたノートに何やら書き込んでる。メモを取ってるんだ。気づかなかった。
私もメモを猛烈に取りたくなった。
そこで、形から入る私は前田裕二さんの愛用のメモ帳を調べた。
モレスキンを愛用しているそうだ。
どうやら、メモの魔力バージョンも売っているようである。
でも、メモを取りたい場面でなかなかメモって取り出せないよね。
この本ではスマホでのメモの取り方に関しても書いてあったのでご安心を。
読み応えのある一冊。
自己啓発本、ビジネス本はときに知っていることばかりだったり、内容が薄かったり、良し悪しがあるが、この一冊に関しては読み応えもあり、すぐに実践してみたくなるようにメモの取り方について細かく書いてあったので一度は手にとってみるといいと思う。
やはり、自分の意志の強さ、努力で駆け上がっていった人は説得力がある。
前田さんは苦労人なだけあって、共感できる人も多いと思う。
私もファンになった。
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